脱臭のメカニズム｜ジャパンユニティ株式会社

『クリーンな空気と環境をつくる』それがジャパンユニティの使命です。

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悪臭成分や有害ガス（これらは総称してケミカルコンタミネーションとも呼ばれます）には様々な種類があります。火山から発生する亜硫酸ガスや硫化水素等のイオウ系ガス、農薬・製鉄・石油化学・製紙・自動車…等の人間活動によって発生するアンモニア、窒素酸化物、トルエン、スチレン・キシレン等の各種化合物などです。これらの悪臭・有害ガスを除去し、人や環境を護るのがユニティソーブです。ユニティソーブは、酸性（Acid）ガス除去用のAシリーズ、アルカリ（Basic）性ガス除去用のBシリーズ、有機（Organic）ガス除去用のOシリーズ、イオウ（Sulfur）系ガス除去用のSシリーズの4種類があり、目的ガスに対応して使用します。
ユニティソーブは下図のようなメカニズムで悪臭・有害ガスを除去します。

半導体製造業界

超微細化・高集積化が進むデバイス・HDD製造クリーンルームに於いては超微量の酸・アルカリ・有機・ドーパント物質が製品品質・特性に重大な影響を及ぼし、歩留まり低下の原因として指摘されています。
これらのケミカルコンタミは外気由来物質とクリーンルーム内発生物質に分けられ、その種類と影響（概略）は下表の様になります。
ユニティ・クリーンシステムはケミカルコンタミをコントロールし、清浄なクリーンルームを維持するシステムです。

分類	分類	影響
酸性ガス	HF､HCl､H2S､SO2､NOx他	デバイス特性・積層欠陥、配線腐食等
アルカリ性ガス	NH3､アミン類他	Tトップ現象、レンズや硝材の曇り等
有機物	シロキサン､DOP､DBP､トルエン他	ウエハ上への付着、デバイス特性欠陥等
ドーパント	B、P他	LSl動作不良、トランジスタ動作電圧異常等

クリーンシステムモデル　図解

美術館・博物館

美術館や博物館では良い状態で文化財を保存し、後世に文化遺産として受け継いでいく事が最も重要な責任の一つであります。
建築直後の館ではコンクリートから発生するアンモニア、カルシウム等のアルカリ性ガスが、特に絵画に変色・損傷を及ぼす事がわかってきました。
また、収蔵庫で多く使用する木材から揮散する有機酸や外気に起因する窒素酸化物・亜硫酸ガス等が腐食・退色・脆弱化の原因となっている事が叫ばれるようになってきました。
ユニティ・クリーンシステムはこれらの有害ガス成分を除去し、文化財の展示・保存にふさわしい環境を造ります。

分類	分類	影響
酸性ガス	有機酸､H2S､SO2､NOｘ他	金属・紙・布・石等の腐食・変色・脆弱化
アルカリ性ガス	NH3､アミン類､カルシウム他	絵画・版画等の変色・退色
有機物	ホルマリン､アセトン､トル工ン､キシレン他	顔料・染料等の変質・脆弱化
ドーパント	オゾン他	ゴム･塗料・染料・セルロースの劣化・脆弱化

N型ユニティフィルタユニット例　図解

実験動物舎

実験動物舎では動物の糞尿・体臭等から独特の不快感が発生します。
臭気成分は硫化水素・メルカプタン類・硫化メチル等の硫黄系化合物とアンモニア・インドール・アミン類等の窒素系化合物です。
これらの臭気は飼育・研究に従事する人間の健康に悪影響を及ぼすと共に動物にもストレスとなり、実験結果に影響があり得ると言われています。
またそのまま排気すると悪臭公害になりかねません。
研究者、動物、近隣の快適な環境をめざして、ユニティ・クリーンシステムをご活用下さい。

動物名	悪臭物質（×10-6m3／day・匹）
動物名	アンモニア	トリメチルアミン	硫化水素	硫化メチル	チルメルカプタン
マウス	3.6	0.036	0.18	0.088	0.018
ラット	45.0	0.45	2.3	1.12	0.23
イヌ	1100.0	11.0	58.0	28.0	5.8
サル	790.0	7.9	40.0	19.0	4.0

充填型空気浄化ユニット例（１０００～２０００CMM処理用）　図解

下水処理場、製紙工場、化学工場

工場や水処理場にとってコンピュータ・シーケンス等の制御機器がダウンするのは最も怖い故障の一つでしょう。
中央操作室は最大限の腐食対策を採る必要があります。制御不能から長時間ラインが停止して莫大な損失が出てからでは遅いのです。
しっかりした対策指針に基づき設備し、確実に保守・維持していく事により、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
既存の管理室でも加圧用及循環型空気清浄ユニットを設置し、有害ガスを除去して大きな効果をあげる事ができます。

※Ｃ型ユニティフィルターユニット例（４０～１００CMM処理用）　図解